100年続く京友禅染工場の見学
京都の西陣織国際美術館へ行った後に、100年以上続く染工場へ見学に行ってきました。
工場の1階は染色用のバケツがたくさん置いてあり、歴史を感じる作業場に貼られている変色した紙には計量や配合率などが書かれていて、今でもそれを見ながら調合しているそうです。
この昭和な雰囲気がたまりません!!
レトロ感たっぷりですが、ここで代々職人さんが作業してきたんだなぁと想像しながらお話を聞かせて頂きました。
染め→蒸しまでは一ヶ所で行い、その後別の業者が洗い→乾燥をするそうで、乾燥は自然乾燥なので時期やコンディションに大きく左右されるそうです。
工場の2階、3階には大量の版の保管場所と、シルクスクリーンで実際プリントをしている作業場があり、温度は40度を超える中、職人さんが作業をこなしている現場を見させて頂きました。
版を洗浄する大きな機械も初めて見ましたが、坦々と版を洗っている職人さんの姿もかっこいい!!
こうやって布が仕上がっていく工程を見ると物には色んな人が携わって、人の手が加わっているんだなぁってちょっと感動してしまいます。
やっぱり日本文化って素晴らしい。
案内してくれた方は32歳。学生の時に染めなど勉強し、そのままこちらで働いているそうですが、若者が100年続く会社で何かしら責任感や想いを持ってそこにいるという事が素晴らしいし、素敵だなって思います。
彼にまた会えるといいな。