西陣織国際美術館へ
先日、仕入先様からご縁を頂きました、西陣織国際美術館へ行ってきました。
京都を代表する伝統工芸の西陣織とITの技術を駆使し、極細の絹糸で織り上げられた絵画そのもののような立体感のある美術織物がたくさん展示されています。
西陣織で作った観音様の掛け軸や、葛飾北斎の浮世絵、松本零士さんの作品などを西陣織で美しく表現しています。
写真から忠実に織り上げる西陣美術織物は、縦糸は黒一色で2700本、横糸は15色を使い1万本だそうです!!
ルーペで見ると縦糸と横糸が織りなす点描のような感じ。
職人さんが織り機を使って、細かな陰影なども忠実に再現されるので、実際の写真よりも立体感が際立ちます。
西陣織職人を守り、その技を後世に伝え、世界に発信したいと館長の蔦田さんは話して下さいました。
館長さんが私達の着物リメイクの活動を気に入って下さり、伝統文化を現代のニーズに合わせ、素晴らしい日本の技術、文化を残していきたいというお気持ちに感銘を受けました。
新しい形でコラボレーションできたらと話が進んでいるので、今後がとても楽しみです!!
美術館には古い織り機も展示されていて、織物の工程を考えると一つの物が出来上がるまでには、かなりの時間と労力がかかっているんだなぁと感じました。
実際に出向かないと分からないことや感じられないことってたくさんありますね。